USCPA(米国公認会計士)合格までの費用は60万円~120万円!それでも費用対効果あり

USCPA

こんにちは!カンガルー師匠です。

今回はUSCPA(米国公認会計士)合格までに必要な費用について解説します。大手予備校の主要なコースの受講料から単位取得費用、受験手数料まで、USCPA合格に必要な費用を一枚の表にまとめました。さらに、筆者が合格までに費やした金額も詳しく紹介します。

合格までの費用は60万円~120万円

以下の表に概算をまとめました。2020年8月時点で調べた金額という点にご留意ください。

金額に幅のある項目が多いですが、下限が59万円、上限が115万円となりました。各項目について一つずつ解説していきます。

予備校受講料・単位取得費用

アビタスとその他(TACとProActive)では受講料の中身に大きな差があります。それは、アビタスは単位取得費用も含めた受講料である一方、その他予備校は授業のみ、単位は別というシステムになっていることです。

USCPA試験では、出願する州によって条件が異なりますが、受験するにあたって大学の会計やビジネスの単位を持っていることが条件となります。各州の詳しい条件は各種予備校のホームページなどを見てください。商学部などを卒業した人は、日本の大学の単位であってもアメリカで受験資格として認められる可能性がありますが、そういった授業を受けてこなかった人は、各予備校が提携しているアメリカの大学の単位取得プログラムを受けることになります。心配しなくても、USCPAの学習をしながらテストだけ受ければいいので、ガッツリ別の授業を受ける訳ではありません。

USCPAの予備校を選ぶ際は、講座のカリキュラムだけでなく、必要となる単位数も考慮することが必要です。それには出願州を決めることになりますが、後々のライセンス取得まで影響してくる話なので、詳細は予備校のカウンセリングで話を聞くことをおススメします。

細かな話を考えるとキリがないですが、ザックリと各予備校の特徴と金額の概算は説明できるので、一つずつ見ていきましょう。

アビタスのUSCPAコース特徴

アビタスのライトパックとフルパックの違いは取得できる単位数で、授業などに差はありません。必要な単位数がわからなくても、プランは2択というシンプル料金体系が特徴です。

私はゼロ単位からのスタートだったので、アビタスのフルパックを受講しました。直前対策用の資料も揃っていましたし、アンケートに答えたら4科目分の模試をタダで受けられたので、受講開始以降に追加費用は一切かかりませんでした。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

TACのUSCPAコースの特徴

TACのコースは、表に挙げた講座以外にもっと色々な料金設定があります。表の総合本科生504,000円というのはもっとも標準的なコースの数字ですが、通学前提であり、これをWebやDVDでの学習に変更すると4~5万円料金が上がります。一方で、簿記3級を持っていると5%割引、TOEICで800点以上取得していると10%割引など、割引プランも用意されています。USCPAを受ける人はたいていどちらかに引っかかりそうですね。他にWC特別対策講義などを含んだ総合本科生plusというコースもあります。

TACの単位取得については、条件の軽いアラスカなら97,000円、若干の単位を持った状態で必要科目の多いグアムの単位を揃える場合で26万円というモデルケースがホームページに書いてありました。総合本科生に割引を適用し、アラスカで受けるならアビタスのライトパック程度、単位の多いグアムやワシントンで受けるならフルパックと結局同じくらいになります。

ProActiveのUSCPAコース特徴

ProActiveはコスパ重視の予備校です。単位が全く不要で最も安いeラーニングを選択するとアビタスのライトパックやTACの総合本科生のみと比べても半額程度になります。

ただ、表の合計額に幅があることからわかるように、単位取得にかかる費用が最も高いため、単位をたくさん必要とする人には結局金額面でのメリットがそれほどありません。表の上限値は、グアムで必要な48単位(16科目)を取得する前提で計算した金額となります。

学歴審査費用

予備校選びでは大きな差がありましたが、ここから述べる受験に関する費用には州ごとの細かな差しかありません。費用がドル建てなので為替レートの影響は受けますが、個人ではどうにもならないことなので気にするだけ無駄です。表の試算ではすべて1ドル110円で計算しました。

まずUSCPA試験を受験するにあたって、学歴を証明する必要があります。その手続きに際して、グアムの場合はFACSという機関を利用して$100、その他の州はNIESという機関を利用して$225かかります。まあ、出願以前に2万円前後かかるというイメージです。

出願料・受験料・手数料

各科目のテストを受けるにあたり、毎回以下の3種類の費用を払わなくてはなりません。

出願手数料・出願の都度かかる(初回だけちょっと高い)。
・複数科目まとめて出願すれば4科目分払う必要はない。州によって金額が若干異なる。
受験料州ごとの差はなく、1科目につき$220かかる。
日本会場手数料日本のテスト会場(東京・大阪)で受ける場合に必要になる。

大まかに一科目あたり7万円強が必要になると思っておきましょう。学歴審査費用と合わせて、110円の為替レートだと4科目一発合格でも約30万円は必ず必要になります。4科目全て一発合格する人の方が少ないので、自信がある方以外は1,2回落ちると想定して7万~15万円ほど多めに費用を見積もってもいいかもしれません。ただ、落ちる回数の平均データはわかりませんし、一発合格は可能なので表の試算では試験回数を4回としています。

その他費用

もっと細かい話を言い出すと、下記の費用がかかる可能性がありますが、人によってあまりに条件が違うため上記の表の試算には含めていません。

  1. 直前対策などの追加講座代
  2. 各種書類の取り寄せや郵送にかかる費用(最近はオンラインで出願できる?)
  3. 洋書の問題集代
  4. 教室まで通学する交通費
  5. 試験会場までの交通費

このうち、盲点になるのが5番だと思います。日本でUSCPA試験を受けられるのは東京の御茶ノ水か大阪の中津(梅田の隣)のみですので、首都圏または京阪神以外に在住の人は受験の都度交通費、場合によっては宿泊費も必要になります

教育訓練給付金や会社の資格補助を活用しよう

USCPA講座は教育訓練給付金の対象となっています。アビタスでフルパックを利用した私の場合、約10万円を国から受け取ることが出来ました。手続きは若干面倒であるものの、数時間取り組めば10万円返ってきたので絶対に利用するべきです。講座の料金によって受け取れる金額が変わるため、詳細は予備校で確認してください。

また、会社によっては福利厚生の一環として、特定の資格試験の講座代や受験料を補助してくれる場合があります。会社の人事制度を確認しましょう。

筆者がUSCPA合格までに要した費用は100万円前後

細かく記録はしていませんが、以下のように概算すると100万円前後となりました。

  • アビタスのフルパックを利用で70万円強(知人の紹介で若干の割引あり)
  • アビタスで追加費用は無し
  • グアム受験で、4科目すべて一発合格。為替レートはおおよそ110円前後だったので、受験料総額は30万円ちょっと
  • EMSで願書を送っており、一回当たり2,000円ほどかかっていた
  • 洋書を買ったのは一冊のみで、1万円強
  • 予備校には一度も通学せず、都内在住なので試験時の交通費も無視できる程度
  • 教育訓練給付金で98,000円返ってきた

要するに、
 予備校代70万円強
 受験料30万円強
 その他費用数万円
 ▲教育訓練給付金10万円
で100万円前後となりました。

USCPAに費用対効果はあるか

USCPA合格後のプランが明確であれば、100万円ちょっとの投資はすぐに回収できて、費用対効果はバツグンだとわかります。例えば、転職の場合、年収が50万円上がれば2年で投資回収が出来ますし、海外駐在が決まれば1年で回収できるでしょう。また、USCPAが評価されて社内の2万円の昇給が1年早まったとすると、50万円弱は回収出来ます。仕事をしながら出来る自己研鑽でここまで金銭面のリターンを明確に描けるものは他に無いでしょう。

仕事でUSCPAの知識が活かせるとか、同僚や社外の関係者から信頼を得られる、社内異動で有利になるというメリットも非常に大きいのですが、金額に換算し辛いので、そこの評価は個人次第ですね。「USCPAを取得して何を変える/何が変わる」というのを明確にしておくことで費用対効果がわかりやすくなりますし、受験中に折れそうになった時も踏みとどまれます

私の場合、金銭面では転職により年収の水準が若干上がったため2,3年で回収出来そうです。もっとも、USCPAが無いと転職できていなかったと思うので、転職に成功した時点で合格した意味はあったともいえます。ちなみに、転職前にも社内で重要なプロジェクトのメンバーに抜擢されたこともあったのですが、USCPAに合格したということが少しは寄与していると思います。

まとめ

  • USCPA費用は、予備校代と単位取得費用と受験料が大きな要素
  • 予備校はカリキュラムだけでなく、単位取得費用とも合わせて検討すべき
  • 受験に要する費用は、4科目一発合格とすると30万円強
  • 教育訓練給付金で数万~10万円返ってくる
  • 最も費用を安く抑えられる人で60万円くらいから、一般的な人は100万円強を想定しておくべき
  • USCPA合格後のプランが明確であれば、100万円程度は数年で回収可能で費用対効果はバツグン

それでは、この辺で失礼します。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

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