【USCPAの転職】アビタスの転職エージェントを利用して転職成功した経験談

USCPA

こんにちは!カンガルー師匠です。

今回はUSCPAの経理マンだった私が、アビタスの転職エージェントを使って会計コンサルに転職した際の経験談を説明します。転職に興味のあるUSCPA(合格者も受験生も)必見の内容です。

まず結論をお伝えすると。アビタスの転職エージェントの特徴は下記の3点です。

アビタス転職エージェントの特徴
・Big 4の転職に強い
・じっくり丁寧に転職活動に付き合ってくれる
・経理の求人は正直微妙??

Big 4の転職に強い

Big 4人事との太いパイプがある

転職エージェントの仕事は、履歴書作成や面接対策の支援だけでなく、転職者と人事の間に入って転職/採用活動を円滑に進めることです。転職者に求人情報や人事の希望を伝えたり、人事と面接日程や年収の交渉をし、さらに面接後のフォローを入れたりもします。要するに、どれだけ企業の人事と信頼関係を築けているかというのが転職エージェントの価値になります。

この点、アビタスの転職エージェントはBig 4、特に監査法人に強いです。USCPA予備校の老舗であり、長期にわたって監査法人はじめBig 4各ファームへ送り出してきたUSCPAの数は非常に多いです。また、定期的にアビタス校舎で就職セミナーを開催しており、Big 4人事とは持ちつ持たれつの関係を維持しています。私が転職活動をしていた中でも、「今年度採用予定人数〇人のうち×人まで決まった」といった直近の状況、採用担当パートナーとサシ面談をして聞いた話をタイムリーに教えてくれました。また、最近たまたま話をする機会があったのですが、「コロナ禍を受けて○○ファームは半年間は中途を採らないと言っていたが、××の採用意欲は落ちていない」といった話も聞かせてくれました。

アビタスの転職エージェントで扱っているBig 4の求人は、時期に依りますが以下のようなものがあります。

  • 監査法人の監査部門
  • 監査法人のアドバイザリー部門
  • コンサルティングファーム(私が転職活動していた時はDTCだけは取引が無いと聞きましたが)
  • FAS
  • 税理士法人

Big 4へ転職したUSCPAからのインサイダー情報を持っている

後述しますが、アビタスの転職エージェントは少数精鋭であり、リクルートキャリアのように日々飛び込みの一見さんが入ってくる訳ではないので、転職者一人一人を丁寧に支援してくれます。それ故、転職した後にもエージェントと個人的な付き合いを維持している方が多く、そういった人から継続的にBig 4内部の情報を仕入れることが出来ます。上述のBig 4人事との太いパイプも強力ですが、USCPAの先輩から見たBig 4内部の話も転職者にとっては貴重な情報です。私が転職活動をしていた時は、以下のような良い話も悪い話も教えてもらった記憶があります。

  • 理由をきちんと説明できれば残業代は全部つけられる
  • 希望すれば複数の案件を掛け持ちできる状況にある
  • 地方への短期出張がある
  • 転職したいと伝えたら強引な引き留めをされたが、結局グループ内の似たポジションへの異動を提示された
  • 開示関係の仕事ばっかりやらされて連日深夜まで働くこととなった

USCPAはBig 4で活躍してきた

話は若干逸れますが、アビタスキャリアにBig 4との太いパイプがあり、これまで継続的に多くのUSCPAを送り出してきたことから、定期的に話題になるUSCPA使えない説は間違っているということがわかります。転職エージェント経由の中途採用では、採用した人の年収の約3割をエージェントに払うのが相場で、採用側にとっては直接応募や転職サイト経由と比べて非常に割高です(Big 4の年収水準から考えると、一番下っ端として採用しても200万円弱は払うことになります)。そういった割高なルートでの採用が今日まで維持されているということは、少なくともアビタスからBig 4へ飛び込んだUSCPAの先輩方が活躍してきた実績を人事も認めていることの証です。USCPA使えない論争は以前記事にしたので詳しくはそちらをご覧ください。

じっくり丁寧に転職活動に付き合ってくれる

アビタスキャリアは受講生以外にも門戸を開いているものの、基本的には受講生を対象に転職支援を行っていると考えられます。必然的に相手にする転職希望者の数は限られてくるため、エージェントが一人一人にじっくり丁寧に対応する余裕が生まれます。また、上記の通りBig 4人事からの信頼を維持するためにも送り出す転職希望者の質を維持する必要があります。この点、リクルートキャリアなど大手は一見さんの飛び込み客が多く、扱う企業も多岐に渡るため、じっくり丁寧に転職活動に付き合ってくれる度合いではアビタスの転職エージェントに軍配が上がります。

私の場合、USCPA 2科目合格の状態で転職セミナーに申し込んだら、エージェントから連絡が来て一度転職の面談をしてみないかと誘われました。その時点では先に全科目合格することを優先していたのですが、話聞くだけなら行ってみるかと思い、サシでじっくり面談させてもらいました。当然無理に転職を勧められることもなく、タダで話を聞けるのでちょっとでも興味のある人は気軽に申し込んでみましょう。

その後残りの科目を受けている段階でも、定期的に面談をしてくれて、求人情報の変化をタイムリーに教えてくれました。半年もしないうちに結構企業側の採用意欲が変わっていたので、合格してから転職を考えようという人にとっても、定期的に求人情報をアップデートしておくのは重要だと思います

全科目合格していざ転職活動を始めるとなると、志望企業の情報や求人状況はもちろん、書類作成から面接対策まで細かくフォローしてくれました。面接を受けていたときは、毎回終わった後に電話の時間を設けてくれて、その日の手応えや面接を受けて志望度が変化したかなどを伝え、次の面接へ向けた戦略を一緒に考えてくれました。また、面接の日程調整を希望通りにコントロールしてくれたうえ、内定後の追加面談も各社とセットしてもらえました。そのおかげで、複数社の内定を揃えてから1週間ほどの猶予の間に追加面談で話をじっくり聞いて比較検討することが出来ました。あと、これはどこまでエージェントの方が頑張ってくれたのかはわかりませんが、年収が下がることが懸念されていたものの、前職の水準でオファーがもらえました。

経理の求人は正直微妙??

ここまでアビタス転職エージェントの良い所を述べてきましたが、正直経理の求人は微妙な気がします。「お前の経歴がショボいんだ」と怒られるのかもしれませんが、転職活動時に参考として「事業会社の経理ならどんな求人を紹介してくれますか」と聞いたところ、そんなに数は無く年収も下がるものばかりでした(繰り返しになりますが、給料が高めの会社でちょっとマニアックな経理業務をしてた私が悪いのかもしれませんが、、)。

もしUSCPAという切り口で経理の求人を探すのであれば、アビタスキャリアに一定のメリットがあると思います。英語力をUSCPAに期待する外資系企業や、海外子会社とのやり取りがあるポジションを任せられる人、ゆくゆくは駐在員として送り出せる人が欲しい事業会社などが考えられます。しかし、事業会社の経理においては、プロフェッショナルファームとは違ってUSCPAはNice to have(あったらいいね)の場合が多いでしょうし、公認会計士、税理士、簿記1級、なんなら資格無くても実務経験だけでOKというスタンスならば、企業側としてはどうしてもアビタスに頼むという必要性は無いでしょう。

私は事業会社への転職は考えていなかったので、経理の求人をもってアビタスキャリアを判断することはありませんでした。仮にプロフェッショナルファームも事業会社も両方考えたいという人は、少なくとも事業会社の方では他のエージェントにも目を向けるといいでしょう。

結論

以上、長くなりましたので結論をまとめて締めます。

  • アビタス生で転職にちょっとでも興味のある人は気軽に面談を申し込もう
  • Big 4、特に監査法人の人事と太いパイプがあるのがアビタスキャリアの強み
  • また、転職したUSCPAの先輩とつながりを維持しており、転職後の情報も持っている
  • 転職希望者一人一人を丁寧にサポートしてくれる
  • 事業会社の経理で転職を考えている場合、他のエージェントを利用することも検討すべき

それでは、この辺で失礼します。

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