Wileyなどの洋書問題集を使わなくてもUSCPA合格は可能!ただ、やり込むと合格確率は上がります

USCPA

こんにちは!カンガルー師匠です。

今回はWileyなどの洋書USCPA問題集についてお話します。結論から言うと、アビタスなどの日本の予備校の教材をやり込めば十分合格できるので洋書はやらなくてもいいですが、洋書もきっちり解くと得点は伸びると思います。私はアビタス生でしたが、REG以外は洋書一切なしで80点台の合格、REGだけWileyを使って95点になったのでこのように結論付けました。

本記事では、まず私の経験談を基にしたUSCPAの出題範囲と予備校テキスト、Wileyのカバー範囲に関する考察を述べ、次に実際にWileyを使った体験談を述べます。

まずは予備校のテキストを9割以上まで仕上げよう

アビタステキスト9割、模試・リリース問題8割で本番は80点以上とれる

他の記事で繰り返し述べてきましたが、私はアビタステキストの正答率9割、模試とリリース問題の正答率8割以上を毎回KPIとしてきました。初回受験のFARから、BEC、AUDといずれも試験本番の2週間ちょっと前から実践演習を始め、試験までに模試やリリース問題で8割以上取れるように仕上げていました。それで得点は、FAR 82点、BEC 86点、AUD 85点でいずれも一発合格です。

REGだけWileyを使ってみたら95点取れた

仕事の都合でREGの受験日が後ろ倒しになり、時間が余ったのでWileyに取り組んでみることにしました。その結果、他科目より10点ほど高い95点の合格となったので、Wileyによりアビタスの教材だけでは落としていた問題を得点出来るようになったと思われます。もっとも、仮にアビタスのテキストをやり込んでいても、時間をかけた分90点くらいにはなっていたのかもしれませんが。

私が思うUSCPA出題範囲に対するアビタスとWileyのカバー率

ここからは私が各テキストや試験本番の問題を解いていた際の印象から構築した考察になります。

まず下のアビタス教材だけで勉強した場合の図を見てください。

アビタス教材だけでは本番の全ての問題に対応できる訳では無いですが、しっかり仕上げて水色の領域を広げることで合格点に達します。USCPA試験は75点で合格ですが、何らかの計算式で算出したスコアであり、得点率としては75パーセントなくても大丈夫な印象です(ブラックボックスなのでわかりませんが)。アビタスのテキストだけで勉強して落ちた人は、灰色の領域で落とした問題を拾えるようにするというよりも、まず水色の領域が十分な広さになっていなかったと個人的には思います。

次に、下のWiley問題集も使った場合の図をご覧ください。

Wiley問題集を解いていた際の印象だと、当然アビタスのテキストを仕上げているのでかなり得点できます。ただ、たまに間違える問題があって、それは以下の2パターンです。

  1. アビタスの教科書にはちょろっとしか書いてなくて、問題演習で十分に取り上げられておらずに頭に入っていなかった
  2. アビタスで一切扱っていなかった

私の得点がアビタスだけで80点台半ば、Wileyも使うと95点に伸びたことに鑑みると、二番目の図における赤色の領域がプラス10点分と考えられます。仮にアビタス教材だけで挑んで数点足りずに落ちた場合、Wileyも使うと一気に取れる範囲が広がって次は合格確率が高まるでしょう。70点以下くらいの全然点が足りない落ち方をした人の場合、Wileyに手を出す前にアビタス教材の完成度を上げる方が確実だと思います。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

Wiley問題集を使ってみた感想

WileyだけAmazonでサクッと買える

Wiley以外にもBecker、Gleim、Rogerといった洋書のテキストがありますが、こちらのサイトによるとGleimのみ公式サイトでバラ売りのテキストを購入可、その他は講座とセットで20万円以上するとのことです。

私の場合、海外滞在中に勉強する必要があったので、Wileyのオンライン版を日本で彼女に買ってもらい、PINコードをLINEで送ってもらってアカウントを開設するという方法しか採用できませんでした。ただ、内容はどれもほぼ同じということで、仮にそういった制約が無くてもAmazonでサクッと買えるWiley一択だったと思います。

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Wileyオンライン版は有効期限1年

Wileyオンライン版は上記の通りテキストではなくPINコードが届き、それを打ち込んでアカウントを開設します。有効期限1年ですが、USCPAは出題範囲に常にアップデートが入るため、古いテキストを使うことは危険です。よって、1年しか使えないオンライン版は紙に劣るということはないでしょう。紙でも最新版が出たら買い直す方が安全です。

問題数はかなり多い

既にアカウントの有効期限が切れてしまったので正確な数字はわかりませんが、MCではREGのビジネス法が500問以上、個人所得税、法人所得税それぞれ300問近くあった気がします。TBSはそこまで多くないものの十分な量があり、一通り解くのに苦労しました(MCは全部解いてません)。また、模試も2回分ほどありました。値段は高いですが、それに見合ったコンテンツ量があります

問題の内容

アビタスのテキストには実際の試験で出た過去問が取り込まれており、Wileyにもそれは入っていますので、結構見たことのある問題も出てきます。また、当然見たことの無い問題でも、多くはアビタスのテキストを仕上げていれば普通に解ける問題でした。価値があったのが、やはり前の章で紹介した図でアビタスのテキストではカバーしきれていなかった内容のものです。加えて、オンライン版では本番と同じ画面形式で演習が出来、特にTBSの場合は資料の多い問題などで実践力がつくと思います

ただ、注意が必要なのが、解説が不十分だったり、どうもアビタスのテキストを見る感じ間違っているのではと思うものが稀にあることです。そういうのに当たった時は、自分で調べるなり予備校に質問するなりしないといけません。

オンライン版では簡単な進捗管理が可能

オンライン版では解いた問題数や間違った問題の管理ができ、間違った問題のみ再チャレンジといった解き方が出来ます。

まとめ

  • アビタスのテキストを9割、リリース問題や模試を8割まで仕上げることが本番で合格となる目安
  • Wileyの問題集をやり込むとアビタスの教材でカバーしきれなかった問題が解けるようになる
  • Wileyオンライン版はPINコードを打ち込んでアカウントを開設する(ネットがあればどこでも演習できる)
  • Wiley問題集はMCもTBSも十分な分量が収録されており、模試もある

予備校の教材をしっかりやり込んでもギリギリで落ちてしまった人、しっかり力をつけて高得点を狙いたい人はWileyにもチャレンジしてみましょう!

それでは、この辺で失礼します。

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